以前から建築デザインに興味があったというSさんは、海外からの帰国をきっかけに家づくりを考えるようになりました。土地探しから工務店選び、家づくりまでにかけた時間は実に6年! 納得がいくまで時間を費やし、こだわり抜いたマイホームへの想いを語っていただきました。

◆Sさんプロフィール
<名前>Sさん/<性別>男性/<年代(購入時)>30代後半/<職業・業種>会社員・研究開発/<雇用形態>正規雇用/<年収>880万円/<家族構成>夫婦+子ども2人/<勤務地>福岡県福岡市/<通勤時間>20分/<社会人歴>11年/<転職回数>1回/<勤務先の社歴(ローン実行時)>9年
◆購入物件情報
<物件所在地>福岡県福岡市西区/<物件種別>新築注文戸建/<最寄りの沿線・駅>線JR「九大学研都市」駅/<最寄り駅までの徒歩分数>10分/<間取り>4LDK/<購入価格>土地2,000万円+建物3,500万円/<頭金>2,700万円/<住宅ローン>全期間固定金利型(【フラット35】S)/<住宅ローン返済額>月6万6,000円(ボーナス払いなし)/<住宅ローン返済期間>35年/<引っ越し前の所在地>福岡県糸島市/<購入前の家賃>6万5,000万円/<購入前の間取り>2LDK/

自分でデザインを手掛けたマイホームで暮らしたい

海外から帰国して現職に就いたタイミングで、福岡県糸島市のマンションに引っ越し。6年ほど暮らしました。福岡市が目と鼻の先で便利な立地ながら、市内と比べて家賃が手頃なところが魅力でしたね。住み心地も悪くなかったのですが、東向きの建物でしたので冬は少し寒かったです。
マイホームは以前から欲しいと思っていました。学生時代から建築デザインやインテリアに興味があり、「いずれは自分でデザインできるような家を持ちたい」という想いを抱いていました。

キッチンからリビングダイニング、その先の和室や庭まで見渡せる間取り。「子どもが小さく一番大変な時期に設計したので、子育て環境を重視しました。吹き抜けを薦められましたが、冷暖房効率を考えて採用せず。その代わり、リビングの天井をできるだけ高くしてもらいましたので圧迫感はありません」。

キッチンからリビングダイニング、その先の和室や庭まで見渡せる間取り。「子どもが小さく一番大変な時期に設計したので、子育て環境を重視しました。吹き抜けを薦められましたが、冷暖房効率を考えて採用せず。その代わり、リビングの天井をできるだけ高くしてもらいましたので圧迫感はありません」。

 

3年間で20ヶ所以上の土地を見学

まずは土地探しを開始。糸島市のことは気に入っていましたが、長期的に暮らすことを考えると、福利厚生が手厚く、水道代が糸島市の半額程度とお得な「福岡市内」で暮らしたいと考えていました。職場まで自転車圏内の西区、できれば60~70坪の広さも欲しかったですね。
インターネットで情報収集をしたり、不動産会社を訪ねたり、ハウスメーカーにも声をかけるなど、できることは何でもしました。3年ほど探し続け、20ヶ所以上見学もしました。しかし、妻が風水にこだわっていたため、その条件になかなか合致しなかったんです。「ここがいい」と思っても、専門家に確認をとっている間に買われてしまったことも何度かありました。

ステンレスキッチンの天板は、マットな質感が特徴のバイブレーション仕上げに。スクエアのシンクや掃除のしやすい作りにこだわって特注で製作した。背面収納も造作している。「こだわった甲斐があり、使い勝手も良好です」。

ステンレスキッチンの天板は、マットな質感が特徴のバイブレーション仕上げに。スクエアのシンクや掃除のしやすい作りにこだわって特注で製作した。背面収納も造作している。「こだわった甲斐があり、使い勝手も良好です」。

 

理想の土地を仲介手数料なしで購入!

購入を決めた土地は、福岡市のホームページで見つけました。風水的な問題をクリアしていましたし、区画整理地内に小学校の建設が決まっており、子育て環境としてもばっちりでした。
大きな区画整理地内で売り出された最後の物件で、当初は抽選の予定でした。しかし、もう1人手を挙げていた方が抽選を取りやめたんです。結果、スムーズに購入できました。坪単価が周辺側と比べて坪5万円ほど安かったこともポイントでしたね。不動産会社を介していないため手数料も掛からず、時間は掛かりましたが良い買い物ができました。

寝室には、ニッチのついたヘッドボードを造作。就寝前にメガネや本、時計を置くのに重宝しているそう。「購入するベッドのサイズに合わせて作っていただきました。生活動線にもこだわり、裏手にウォークインクロゼットを設けています」。

寝室には、ニッチのついたヘッドボードを造作。就寝前にメガネや本、時計を置くのに重宝しているそう。「購入するベッドのサイズに合わせて作っていただきました。生活動線にもこだわり、裏手にウォークインクロゼットを設けています」。

 

安定感を重視して、【フラット35】を選択

土地+建物に掛かった費用の約半分は、頭金として用意することができました。糸島市で暮らし始めた6年前から貯蓄をスタート。土地探しに時間が掛かってしまったことも奏功し、十分な金額を貯めることができました。
住宅ローンはまず、変動金利と固定金利を検討。職業柄、割と収入は安定していますので、金利上昇のリスクがない固定金利、その中でも【フラット35】を選択。不動産会社の紹介で、アルヒ株式会社さんのお世話になりました。

フリースペースには室内物干しを設けた。南向きなので、洗濯物がよく乾くそう。「物干しスペースにしかならないベランダは敢えて設けず、外観の見た目にこだわりました。」

フリースペースには室内物干しを設けた。南向きなので、洗濯物がよく乾くそう。「物干しスペースにしかならないベランダは敢えて設けず、外観の見た目にこだわりました。」

 

団体信用生命保険か? 収入保障保険か?

悩んだのは、アルヒさんの団体信用生命保険に入るか、一般的な収入保障保険に入るか。【フラット35】は団信の加入が任意のため、どちらも選べます。細かな違いはありますが、同じような保障内容でしたので、保険料が安かった団体信用生命保険を選びました。
自分で自由に使えるお金も必要ですので、当分はマイペースに返済する予定です。余裕があれば、繰り上げ返済も検討したいですね。

リビングの床材は無垢フローリングの敷設を検討したが、反りが気になるため、5mm程度のウォールナット挽板を張ったフローリングを選択。デスク収納も同じ挽板で造作している。浮いたように見えるデザインで軽やかさを演出した。「PCスペースとして活用中です」。

リビングの床材は無垢フローリングの敷設を検討したが、反りが気になるため、5mm程度のウォールナット挽板を張ったフローリングを選択。デスク収納も同じ挽板で造作している。浮いたように見えるデザインで軽やかさを演出した。「PCスペースとして活用中です」。

 

工務店はデザインと大工の力量を重視

土地探しに3年の時間を費やしましたが、建築会社選びにはその倍の時間を掛けました。デザイン性と、腕のいい職人をたくさん抱えていることにこだわり、オープンハウスに数えきれないほどたくさん足を運びました。
依頼をした会社は、書籍で知って興味を持った工務店。設計担当も大工も社内に在籍しているため、ワンストップで施工してもらえるところが気に入りました。万が一の際、責任の所在が明白なので、安心してお任せできると感じて依頼を決めました。

和室は昼寝スペースとして考えていたが、実際にはお子様のおもちゃを置き、遊び場として使っているそう。「老後はここを寝室にすれば、ワンフロアで生活できるかなと考えています」。

和室は昼寝スペースとして考えていたが、実際にはお子様のおもちゃを置き、遊び場として使っているそう。「老後はここを寝室にすれば、ワンフロアで生活できるかなと考えています」。

 

“閉じている”家から“開かれた”家へ設計変更

土地探し、施工する工務店に続き、家づくりにも2年の時間を掛け、じっくりとプランを練りました。時間がかかった理由は、マンション暮らしが長かった妻が戸建てのセキュリティ面に不安を抱いていたから。そのため、当初はプライバシーに配慮した“閉じている”家づくりを考えていました。しかし、打ち合わせを重ねるうちに「そこまでセキュリティ面を気にする必要があるのか?」と疑問に思えてきたんです。明るく開放的な家の方が暮らしていて居心地がいいと思いましたので、計画を一旦白紙に戻し、“開かれた”家にしてもらいました。工務店の皆さんには、大変ご迷惑をお掛けしました(苦笑)。

書斎は他の部屋と差別化を図るため、ウォールナット無垢材でヘリンボーン張りに。「前々からやりたかったのでリクエストしました。とても施工が大変なようで、一週間くらいかかっていましたね。将来的にはここにデスクを置きたいと思っています」。現在は、前居で愛用していたソファやディスプレイ式のレコードラックなど、お気に入りを少しずつ配置している最中だとか。

書斎は他の部屋と差別化を図るため、ウォールナット無垢材でヘリンボーン張りに。「前々からやりたかったのでリクエストしました。とても施工が大変なようで、一週間くらいかかっていましたね。将来的にはここにデスクを置きたいと思っています」。現在は、前居で愛用していたソファやディスプレイ式のレコードラックなど、お気に入りを少しずつ配置している最中だとか。

 

全てイメージ通り、どこにも不満のない家

新居は、前居の倍以上の広さ。全て自分たちのイメージ通りに作っていただきましたので、暮らしていて何の不満もありません。休日は「できるだけ家の中で過ごしたい」と感じます。子どもがいるので、なかなか思い通りにいきませんが(笑)。
実は、外構が完成したのはつい先月のこと。ウッドデッキは出来立てほやほやです。ここで何をするのか考えるのが楽しみです。本を読んだり、夕涼みをしたりしたいですね。
自分たちの住み心地を最優先に計画しましたので、妻も息子も、楽しんで暮らしているようです。生活するエリアと自分の居室、寝室などが離れているので、ゆったりと寛げますし、息子が走り回っても周囲への配慮が必要ないので、とても快適です。家を建てた話はあまり積極的に話していないのですが、いろいろな方に見てもらいたいたくなる住まいです。

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