介護ロボットに関する調査を実施。介護職の3割が導入に反対。

介護職の人材紹介サービス「介護のお仕事」を展開するウェルクスは、介護のお仕事研究所の読者、介護系のSNS(Facebook、Twitter)の読者を対象に「介護ロボット」について調査した。

矢野経済研究所が2016年3月~6月に行った調査によると、2015年度の国内介護ロボット市場規模は10億7,600万円にのぼり、前年度比 549.0%と大きく伸長している。また、国も介護ロボット普及のための購入補助を進めており、介護ロボット購入の助成金に予算52億円が確保されている。今回は、こうした背景の中で現場の介護職員は介護ロボットについてどう思っているのかを調査した。

「介護ロボットが職場に来たら、使いこなせる?」という質問では、移乗介助ロボット『RIBA』、身体機能補助ロボットスーツ『HAL』、メンタルコミットロボット『パロ』について調査された。RIBAは「使いこなせる」16.2%、「使いこなせない」83.8%、HALは「使いこなせる」39.1%、「使いこなせない」60.9%、パロは「使いこなせる」22.9%、「使いこなせない」77.1%と、全体を通して「使いこなせない」が高い割合となった。

「自分の職場に介護ロボットが来る!賛成?反対?」という質問では、身体機能補助ロボットについては「賛成」66.2%、「反対」33.8%となった。「少しでも利用者と介助者の精神、身体面で良くなる効果があるなら、活用すればいいと思う」という賛成意見や、「機会の故障で事故が起きたら責任はどうなるかわからないから」という反対意見などが理由として挙がった。また、コミュニケーションロボットについては「賛成」62.1%、「反対」37.9%という結果になった。「利用者の笑顔が少しでも多く見られるなら導入はあってもいいと思う」という賛成意見や、「コミュニケーションは人間同士でなければ、成立しないと思う」という反対意見が理由として挙がっている。

「介護は人間がやるべきだと思う?」という質問では、「そう思う」51.4%、「別にそう思わない」48.6%という結果になった。さらに、「もしあなたがロボット開発の担当者だとしたら、どのような介護ロボットを開発しますか?」いう質問では、「夜間対応型の介護ロボット。排泄、傾聴、徘徊対応等を行いロボットで出来ないところを人が対応できるようなロボットを作りたい」「羞恥に関わる分野、排泄・入浴・更衣を自動もしくは介護者は肌を直接見ないでも簡単に出来る機械化」「介護士のストレスを減らすロボット」などの回答があった。

詳しい結果については「介護のお仕事研究所」サイトへ【http://www.kaigo-shigoto.com/lab/archives/4712

■アンケート調査概要
□調査期間:2016年8月9日(火)~9月9日(金)
□調査対象:介護のお仕事の読者のほか、介護系のSNS(facebookページ、twitter)の読者となっている全国の10代~60代の男女74名
□男女割合:男性/37.8%・女性/62.2%

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