皇居の西側に位置する「番町」は山の手の高級住宅街の代表格で、イギリスやベルギーの大使館をはじめ、有名学校や大企業の本社があることでも知られているエリアです。この街の歴史を、ARUHI編集部が調べてみました。  

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■徳川家康の時代からのお屋敷街

江戸城の西側の守りを固めるために、徳川家康が将軍を直接警護する「大番組」と呼ばれる旗本たちを住まわせたことから番町と呼ばれるようになりました。大番組は一番組から六番組まであり、現在の一番町から六番町という町の名前の由来にもなっています。明治以降は多くの作家や文化人たちが住み、数々の名作がこの地から誕生しました。作家では武者小路実篤、泉鏡花、島崎藤村、永井荷風、菊池寛、与謝野鉄幹・晶子夫妻、有島武郎、吉行淳之介など、音楽家では山田耕作、滝廉太郎などが挙げられます。また、旗本屋敷の跡地にはイギリスやベルギー、ルクセンブルグなどの大使館が建てられ、駐在員などが多く暮らしたことから、周辺には教会や「雙葉学園」や「女子学院中学校・高等学校」といったキリスト教系の私立学校も増えていきました。 

■都心にあって自然も享受できる住みよい街

番町には名門教育機関が多く、アカデミックな雰囲気があります。また、皇居の西側に位置しているため、周辺の緑も多く、春には千鳥ヶ淵の桜も楽しむことができます。かつては日本テレビの本社があり、現在でも分室として使用されていて「日テレ通り」という名前も残っています。東京メトロ半蔵門駅から麹町駅、JR四ツ谷駅や市ヶ谷駅までのエリアという、ビジネス街として機能している千代田区の中にあっても、閑静な住宅街や高級マンションが点在し、スーパーなどの日常生活にも恵まれたエリアです。歴史と伝統が随所に残り、緑に囲まれながら都心の利便性も味わえる、快適で住みやすい街のひとつとなっています。

 (※写真はイメージです) 

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