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ファイナンシャル・プランナー 風呂内亜矢

 
私は35歳で妻と子ども2人で暮らしています。上の子どもがもうすぐ小学生になるので、そろそろマイホームを購入しようかと検討していますが、子どもの教育費がかかる時期に住宅ローンの返済をしていけるのかが不安です。賃貸であれば、家賃の低いところへ引っ越すことも可能なので、賃貸に住み続けた方がいいのかなとも思います。(Sさん/35歳/男性/会社員)

★ファイナンシャル・プランナー 風呂内亜矢さんからのアドバイス

ライフステージが変わるときには住宅を購入するか、賃貸のままでいいか、悩みますよね。

ご質問のコメントにあるように、賃貸の場合、その時必要な大きさの間取りに引っ越しをすることができる点が有利といえます。上のお子さんがもうすぐ小学生ということですが、仮に子ども部屋が必要な期間が小学生から高校生の間とすると12年間は部屋の数が多いと使いやすいと感じるかも知れません。下のお子さんと期間が重なる間はもう一部屋多い方が良いと思うかもしれませんね。ところがお子さんが自宅外から大学に通ったり、社会人になったりする年齢になると、必要な部屋数が減ることもあります。必要だと思われる最大の部屋数で住宅を購入すると、費用も高くなりがちですね。

一方、住宅を購入することは、人生において住居費にいくら使うのか、いったんの目安を定めることができるともいえます。完済してしまえば維持費だけで住むことができる住まいは家賃を一生払い続けていくことに比べて予算が立てやすいでしょう。
また賃貸の場合は借りる際に保証人が必要となる点や、現状では高齢になると借りられる物件の選択肢が減る可能性がある点は注意が必要です。住宅ローンは一般的に保証会社をつけることはありますが、通常、第三者の保証人を必要としません。購入と賃貸という言葉の響きとは裏腹に、お部屋を借りる方が他の人を保証人に立てなければいけないという点でハードルが高いです。親が高齢になった場合などでは兄弟など、保証人を探すのに苦労するケースもあります(賃貸でも保証会社をつけて解決するケースもあります)。

購入する場合には、現在払っている家賃とローンだけを比較するのではなく、管理費、修繕費、固定資産税なども含めて年間の住居費が現在と変わらないよう、大きすぎる物件を求めない注意が必要です。賃貸を続ける場合には、継続して家賃を払い続けられるよう資金計画にゆとりを持たせることが大切といえます。

 

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風呂内亜矢

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、宅地建物取引士 IT企業に勤めていた26歳のとき、貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強と貯金を始める。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『貯金80万円、独身の私にもできた! 自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』『デキる女は「抜け目」ない(あさ出版)』がある。

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