購入した新築マンションを、わずか1年たらずで手放すことを決めたUさん。馴染みのあるエリアに限定して買い替え先を探した結果、予算内でお眼鏡にかなう物件が見つかったようです。

◆Uさんプロフィール <名前>Uさん/<性別>女性/<年代(購入時)>30代後半/<職業・業種>事務職・金融業/<雇用形態>正社員/<年収>600~800万/<家族構成>本人/<勤務地>神奈川県川崎市/<通勤時間>60分/<社会人歴>16年/<転職回数>6回/<勤務先の社歴(ローン実行時)>8年

◆購入物件情報 <物件所在地>東京都国立市/<物件種別>中古マンション/<最寄りの沿線・駅>JR南武線「矢川」駅/<最寄り駅までの徒歩分数>7分/<間取り>2LDK/<購入価格>2,730万円(+フルリフォーム代530万円)/<頭金>なし/<住宅ローン>全期間固定金利型(【フラット35】S)9割+変動金利(半年型)1割/<住宅ローン返済額>月6万9,000円(5年目以降7万3,000円)(ボーナス払いなし・別途リフォーム代のローンが月2.7万円)/<住宅ローン返済期間>35年/<引っ越し前の所在地>東京都府中市(仮住まい先)/<購入前の家賃>9万8,000円(住宅手当3万円あり)/<購入前の間取り>2DK/

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<後編>

2度目の家探しは焦らずに

中野区の新築マンションを売却し、府中市内のマンションで引っ越して、仮住まいを始めるようになってから、体調は一気に回復。職場にも復帰できました。すっかり元気になったものの、会社からは「もう少し休んだら」と言われてしまいまして(笑)。暇潰し感覚で、マンション巡りをしていました。しばらく賃貸住宅で暮らす予定で「東京オリンピックが終わって、住宅の価格が落ち着いた頃に買えたらいいかな」くらいに考えていて、さほど購入意欲はなかったです。
前回の失敗を踏まえ、府中・立川・国立エリアの中古物件に限定。不動産屋さんに紹介してもらった物件を見学しました。新築と異なり、内見ができるので、「ここはリフォームしなくていいな」「ここはこんな風に使えるな」というイメージが湧きましたし、柱や梁の凹凸も目で見て確認できました。住宅ローン控除を受けやすいよう、50平米以上・築20年未満の条件も満たした物件に絞って検討しましたが、パーフェクトに思える物件はありませんでした。

 

前回の教訓を活かして価格交渉

購入したのは、よく前を通りかかっていた物件。凝った中庭がある大型マンションで、雰囲気がとても良かったんです。居室内は、単身の男性が暮らしていたようでとても汚く、浴槽はカビだらけ。キッチンだけは、使っていなかったようでとても綺麗でした(笑)。
定価は3,200万円程度の物件だったのですが、ほとんどの間取りが3LDKの中で2LDKという設定が嫌われたのか、8ヶ月ほど売れ残っていたようです。前回、予算オーバーなのに無理をして買って失敗した教訓があったので、2,750万円まで下がらなければ買わないと決めて交渉。2,700万円で交渉し、最終的には2,730万円で決着しました。

和室のフチなし畳はUさんがこだわって取り入れた。「友人にも好評で『いいね』と言ってもらえます」。

和室のフチなし畳はUさんがこだわって取り入れた。「友人にも好評で『いいね』と言ってもらえます」。

 

休職後でも借り入れ可能な住宅ローンは?

住宅ローン審査は、少し大変でした。契約前に事前審査を通す必要があったのですが、3ヶ月休職していたことが仇となり、団体信用生命保険に入ることができません。そのためほとんどの金融機関では門前払いでした。
必然的に、団信への加入が必須ではない【フラット35】を選ぶことになります。不動産会社が懇意にしている、アルヒ株式会社へ事前審査を依頼しました。実はその後、不動産会社とゴタゴタがあって購入の話は決裂してしまったのですが(苦笑)、アルヒさんの対応は良かったので、改めて相談に伺ってお願いしました。
団信の代わりに、ファイナンシャル・プランナーの友人にお願いして、収入保障保険に加入しましたので、万が一の際も安心です。

北側の寝室は、床をカーペットからフローリングに変更。背面の壁には調湿作用のあるアクセント壁材を張った。落ち着いた雰囲気の中で、間接照明が壁材の陰影を美しく照らしている。

北側の寝室は、床をカーペットからフローリングに変更。背面の壁には調湿作用のあるアクセント壁材を張った。落ち着いた雰囲気の中で、間接照明が壁材の陰影を美しく照らしている。

 

リフォームで自分好みのデザインに一新

新居は、大手施工会社がバブルの直後に建てた物件のため、前回購入した新築マンション以上に高級感があります。ある程度規模の大きなマンションなので、管理費も集まりやすい様子。季節ごとのしつらえをきちんとしているところが、「大型マンションならでは」と思っています。
リフォーム会社は、仲介会社から紹介された大手ハウスメーカーと、友人に紹介されたハウスメーカー、デザイン系のリフォーム会社の3社に同じ条件を出し、予算は500万円前後で相見積もりを取りました。悩んだのですが、最終的には友人が間に入ってくれたハウスメーカーへ依頼。浴室と洗面所を一新し、各居室の床材や壁紙を張り替え。寝室の一部にクロゼットも作り、収納量を増やしました。前居は白を基調とした空間で、実はあまり好みではなかったのですが(笑)、今回は和モダンを意識した自分好みのデザインにしてもらいました。使い勝手も、前居でイマイチだったところを全て改善! おかげで住み心地は抜群です。

前居の52平米から65平米と、かなり広くなったU邸。「前居では誰も呼んだことがありませんでしたが、今はお気に入りの空間なので『誰かに来て欲しい』と思えるようになりました」。

前居の52平米から65平米と、かなり広くなったU邸。「前居では誰も呼んだことがありませんでしたが、今はお気に入りの空間なので『誰かに来て欲しい』と思えるようになりました」。

 

住み心地も、利便性も、コスト面も大満足の住まい

遊びに来た母は「前の家と全然違うね」と驚いていました。一人で住むには勿体ない広さ、こだわったデザインと使い勝手でとても快適です。ベランダも広いので、そのうちDIYでウッドデッキを敷きたいと思っています。
周辺環境も、スーパーやドラッグストアが近くて便利ですし、春にはベランダから桜の絨毯を眺めることができるんです。駅まで少し遠いことが気になっていたのですが、住んでみると全く気にならず、電車通勤も苦になりません。
金銭的にも、月々17万円の出費から、駐車場代を入れても12万円程度と抑えることができ、ラクになりました。まずは手元に現金を確保して、リフォームローンを返済して、そうしたら繰り上げ返済も……と、見通しが明るくなりました。
「1軒目があったからこそ今の家が買えた」とも、「最初からこの物件を買えていれば、手元にお金が残った」とも思えるのですが(笑)、充実した毎日が過ごせるようになりました。

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