一戸建て住宅の建築工法には、木造軸組、2×4(ツーバイフォー)などさまざまなものがあります。中でも「ユニット工法」という建築工程の約8割を工場で造るユニークなものがあるのを知っていますか? 「工場で造る家」とはいったいどんなものなのか、ARUHI編集部が調べてみました。

■「ユニット工法」とは

ユニット工法とは、ユニット(箱)を組み上げて建築する工法のこと。箱型の枠組みを繫げて1軒の家をつくるイメージです。ユニットの組み立てから外壁・窓の取り付け、配線まで、行程の約80%を工場で行い、現場でクレーンを使って組み上げていきます。

■ユニット工法のメリット・デメリット

「ユニット工法」は大半が工場の生産ラインで造られるため、風雨の影響を受けにくく安定した品質が保たれるというメリットがあります。あらかじめつくられたユニットを現場で連結して完成させるため、現場工期も短く済みます。また、ユニットには壁や中間柱がないため広々とした空間をつくることができ、耐震性が高いことも魅力です。
一方で、材料の規格が決まっているため制限が多いというデメリットもあります。「どうしてもこんな部屋をつくりたい!」という特別なこだわりを実現するのは難しいかもしれません。また、工場で造ったユニットを大型トラックなどで現場へと運ぶため、道路が狭いと搬入が難しい場合もあります。将来的にリフォームを行う場合は、建てたメーカー以外では対応できない場合が多いので、大規模なリフォームをしなくてもよいように先を見据えた計画も必要になります。

大手住宅メーカーでは、セキスイハイムやトヨタホームがこのユニット工法を採用しています。建築工法にも目を向けて、理想の住まいづくりを考えてみてはいかがでしょうか。

(※写真はイメージです)

【関連記事】
2015年の注文住宅の平均建築費は2,943万円。対前年で138万円の上昇に!
住宅購入に関するアンケート、52.8%が家を買うとしたら「新築」と回答

 

この記事が気に入ったらいいね!しよう
イエトヒトマガジンの最新記事をお届けします
この記事を友達にシェアしよう