二世帯住宅で暮らしていたKさんは、夫婦共働きのライフスタイルに合う暮らし方を考えて、住み替えを決断。ご自宅の売却から土地の購入、新築まで駆け抜けたKさんにお話を伺いました。

◆Kさんプロフィール <名前>Kさん/<性別>女性/<年代(購入時)>40代前半/<職業・業種>自由業・情報通信業/<雇用形態>フリーランス/<年収>400~600万/<家族構成>夫婦/<勤務地>東京都港区/<通勤時間>30分/<社会人歴>20年/<転職回数>2回/<勤務先の社歴(新築時)>15年

◆購入物件情報 <物件所在地>東京都山手線内/<物件種別>注文住宅/<間取り>2LDK+S(サービスルーム)/<購入価格>―/<頭金>なし/<住宅ローン返済額>なし/<住宅ローン返済期間>なし/<引っ越し前の所在地>東京都23区内/<購入前の家賃>なし/<購入前の間取り>3DK×2(二世帯住宅)/

Kさんの【前編】はこちら>>

<後半>

―――都心の小さな土地を購入したKさん。建築家を交えての家づくりが始まりました。

仮住まい先に引っ越し

自宅を購入しての買い替えでしたし、貯蓄もしていましたので、ローンは組みませんでした。ただし、売却したお金を土地代に充てる必要があり、新居が完成するまで自宅で暮らすことは叶わず、仮住まい先へ引っ越すことに。家を建てる約半年間のために転居届を出し、各種変更手続きをするのは大変です。自宅の近くで仮住まい先を探し、電話番号はそのまま使えるようにしました。近隣に移り住むだけでしたが、三代にわたり、50年近く暮らし続けてきた家の荷物を整理するのは骨が折れましたね。引っ越す当日まで荷造りが終わらず、今思い出しても冷や汗ものです(苦笑)。

建築設計事務所に依頼

家族が建築設計事務所を主宰しているため、依頼先に迷うことはなく、相見積もりも取りませんでした。過去の作品を見て、デザイン面には全幅の信頼を置いていたので、全面的にお任せ。購入済みの家具が何点かあったので、それらが調和する空間にして欲しいとだけお願いしました。機能面では、自転車が2台入る土間や、家で仕事をする時間が長いので夫婦それぞれの書斎の確保、仏壇や家電など入れるもののサイズや量に合わせた収納といった細々としたことをオーダー。身内だからと遠慮をせず、やりたいことは全部叶えて貰いました(笑)。

家との距離が近い窓には透過度が低いフィルムを、あまり気にならない窓には透明に近いフィルムを張り、家の中が丸見えにならないよう配慮。

家との距離が近い窓には透過度が低いフィルムを、あまり気にならない窓には透明に近いフィルムを張り、家の中が丸見えにならないよう配慮。

 

低予算・狭小でも、狭さを感じない家に

当初は中古物件をリノベーションする予定だったところを新築に切り替え、土地もちょっと背伸びをして購入してしまったので、ここからは切り詰めながら家づくりを進める必要がありました。狭小地の戸建ては3階建てが一般的だと思いますが、建築費用を抑えやすい2階建てに。延べ床面積も70平米程度と極力コンパクトにしました。屋根と外壁を同じ素材で揃えるなど、使用する材料の種類も少なくすることでコストダウンしています。階段に割いたスペースなどを考えると、ファミリータイプのマンションよりもミニマムなスペースですが、吹き抜けや出窓があって視覚的に開放感があるので、狭さは感じません。

ダイニングキッチンの上部は吹き抜けにして開放感を演出。限られたスペースを有効に使うため、らせん階段を採用している。

ダイニングキッチンの上部は吹き抜けにして開放感を演出。限られたスペースを有効に使うため、らせん階段を採用している。

 

都心の狭小地ならではの悩みを解決

建物に囲まれた立地なので、周囲に配慮しつつ、自分たちのプライバシーも守れる家づくりが基本でした。隣の家がすぐそこなので、半分以上の窓に特殊フィルムを張って外からの視線を遮りつつ、自然光は家中に入るように設計してもらいました。思い切ってベランダを作らなかったこともポイント。ガス乾燥機を付けたので、洗濯をした1時間後には洗濯物をしまえてラクですし、周囲の視線を気にしながら洗濯物を干す必要もありません。一度使うと便利過ぎて、元の生活には戻れないですね(笑)。

書斎はキッチンと横並びの配置。仕事をしたり、レシピ検索をしたりしながら料理ができるワンルームのような間取りだ。

書斎はキッチンと横並びの配置。仕事をしたり、レシピ検索をしたりしながら料理ができるワンルームのような間取りだ。

 

移動時間も家事に掛かる時間も短縮。ONもOFFも充実!

新居は今までの3分の1ほどの広さですが、今までとは比べ物にならないほど快適になりました。過不足のない広さで、必要な場所ごとに収納スペースがあるので、最短の生活動線で暮らせます。細かく仕切られた間取りで段差も多かった自宅では、掃除機を掛けるだけで一苦労でしたが、今は出かける前にロボット掃除機のボタンを押すだけです。都心住まいになって移動時間も大幅に減り、空いた時間に仕事を進めたり、家族と寛いだりと、実り多いひとときを過ごせるようになりました。

キッチンを敢えて壁付けにすることで設置スペースを最小限に抑え、狭小地でもゆとりある空間を創出している

キッチンを敢えて壁付けにすることで設置スペースを最小限に抑え、狭小地でもゆとりある空間を創出している

都心に狭小住宅を新築を建てた共働き夫婦のKさんの【前編】へ戻る>>

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